胃カメラ検査とは
胃がんは日本人の死因として長い間上位を占めていましたが、近年は治療法や予防法の研究も進み、現在は早期の発見が可能となったため、早期発見と適切な治療で完治可能な病気になりました。 胃カメラ検査の対象となる臓器は、上部消化管(食道・胃・十二指腸)です。
早期胃がんの発見以外にも胸焼けの原因となる逆流性食道炎や胃十二指腸潰瘍などの発見にもかかせない検査です 鼻や口からカメラを通し、直接臓器の中を観察することができるため、病気が疑われる部分の組織を取り、病理検査に出す、小さなポリープを切除するなど、正確な病気の診断、的確な治療に役立ちます。
このような方に
おすすめです
- 胃がもたれる
- 胸焼けする
- 食欲がわかない
- 吐き気がある
- ピロリ菌感染を指摘されたことがある
- ポリープを指摘されたことがある
- 血縁者に胃がんを発症した人がいる
初期は自覚症状が無いこともあるため、気になる症状が無くても定期的な検査は大切です。
胃カメラで発見可能な病気
- 食道がん
- 逆流性食道炎
- バレット食道
- 食道静脈瘤
- 胃がん
- 胃潰瘍
- ピロリ菌関連胃炎
- 胃ポリープ
- 胃アニサキス
- 十二指腸がん
- 十二指腸潰瘍
- 十二指腸炎
など
当院の胃カメラ検査の特徴
01鎮静剤を使用した苦痛の少ない
胃カメラ検査
胃カメラ検査を受けるにあたり、不安のある方、口からカメラを挿入する時に嘔吐反射が起こりやすい方にも、安心してスムーズに胃カメラ検査を受けていただくために、当院では鎮静剤を使った検査を行っております。
患者さんの状態に合わせて鎮静剤を点滴で体内に注入することで、眠っているのと同じような状態でご負担無く胃カメラ検査が受けられますのでご安心ください。
02経口または経鼻内視鏡の選択が可能
当院の胃カメラには口からカメラを挿入する経口内視鏡と鼻から挿入する経鼻内視鏡があります。経鼻内視鏡は経口内視鏡と比べて嘔吐反射がほとんどなく、ご負担も少なく検査を受けていただけます。
患者さんの状態やご希望に合わせて、選択可能です。
03高性能な内視鏡検査システムを導入
当院では、大型モニター・ハイビジョン対応の極細径内視鏡を使用しております。
NBI内視鏡システムを搭載
当院ではより精度の高い内視鏡検査、NBI内視鏡システムを搭載しております。
NBI内視鏡システムとは、消化器の粘膜表層の血管を鮮やかに浮かび上がらせる性質のある短い波長の光を照射する内視鏡診断システムで、早期の食道がんや胃がんなどを見つけることができるため、早期の治療や予防へと繋がります。
04土曜日も検査可能
当院では土曜日も胃カメラ検査を実施しております。
平日はお仕事が忙しい方や家事・育児、介護などでお時間が取りにくい方にも受診していただきやすい環境を心がけております。
05感染対策の徹底
当院では内視鏡検査による交叉感染を防ぎ、いつでも清潔な状態を保つため、内視鏡専用自動洗浄消毒機を導入しています。内視鏡は、患者さんの粘膜と直接接触する機器のため、高水準の洗浄と消毒が必要です。
検査毎に日本消化器内視鏡技師会のガイドラインに従って高水準消毒を行っております。使用する消毒液は酢酸を原料とした過酢酸消毒液のため、他アレルギーの問題も報告されていない体や環境にやさしい消毒液とされています。
胃カメラ検査の流れ
胃カメラ検査は以下のような流れになります。
1前日
検査時に食べ物が残っていると精密な検査が難しいため、軽めの夕食を前日の夜8時前後には済ませてください。
また、油っぽい食事やアルコールは避けるようにしてください。
2当日
当日は、朝食を食べないでください。
うがいやお水・お茶を飲むことは可能です。
3検査前
胃の中の気泡を取り除く薬を服用します。
【経口内視鏡の場合】
咽頭に霧状の麻酔薬を噴霧します。
ご希望であれば鎮静剤を投与することも可能です。
【経鼻内視鏡の場合】
止血剤と粘膜麻酔剤を鼻に噴霧します。
局所麻酔用のチューブを挿入します。
4検査開始
検査自体は通常5~10分程度で終わります。
5検査後
検査結果をお伝えし、帰宅していただきます。
胃カメラ検査の費用
内容 | 料金 |
---|---|
初診料・薬剤料・血液検査 | 約2,000円~3,500円 |
胃カメラ検査 | 約4,000円 |
病理検査 | 約5,000円 |
合計 | 約6,000円~12,500円 |
その他にも病理検査の有無や、点滴採血などの追加により費用が変わることがあります。
当院は大阪市胃がん検診の検診指定医療機関
当院は胃カメラ検査(胃内視鏡検査)による大阪市胃がん検診の検診指定医療機関です。 当院では、胃内視鏡検査(胃カメラ)の検査を実施しております。経口・経鼻どちらでも対応可能です。
対象者
50歳以上
受診費用
1,500円
受診回数
1年に一回